報告のできていない経営者たち
大好きな仲間たちと仕事をするのが大好きな、すみかまです。
唐突ですが、
[報告] という言葉から何を連想しますか?
この誰もが知っている単語から、
いろんなことが思い浮かぶと思います。
いや、誰もが知っているメジャーな単語だからこそ、
多種多様な解釈と定義があったりするものです。
(上司A)
「報告しろ!って言っただろう!!」
(なんでこいつは、何度言っても分からないんだ。)
(部下B)
「えっ? メールしときましたけど・・・」
(いつもうるさいなぁ。ちゃんと報告してんじゃんよ)
(上司A)
「あぁいうのを報告とは言わないんだよ!
なんども同じことを言わせるんじゃねぇ!!」
(ホント出来の悪い部下を持つと面倒だな…)
(部下B)
「はぁ、すみません・・・」
(あんたに言われたくねぇんだよ…)
なんて、よくありがちな会話の一部ですが(笑)、
これは、AさんとBさんの「報告」という言葉の定義が
異なっているということが、会話がかみ合わない原因の
一つにもなっています。
(もちろん、会話がかみ合わない原因の根本は、双方の
人間性という問題にもあるのですが、ここでは話の主題が
それるのでその部分の説明は割愛します。)
Aさんは、「報告がない」と指摘していているのに、
Bさんは、「報告は終わっている」と思っているのですから、
ここに、「報告」という誰もが知っているはずの
言葉の定義の認識違いがあるわけです。
「“報告”という言葉から何を連想しますか?」
と聞かれて、
「“報告”っていう言葉を聞いたことがないのですが、
すみません、どういう意味か説明してもらえますか?」
と聞き返す人はまずいません。
といいますか、メジャーすぎる言葉だから、
今さら聞き返せないのかも知れません。
全ての社員さんに報告書を提出します
数日前から弊社の全ての社員さんに、私の日々の業務報告書を
提出することにしました。
報告は下から上にするものではないことに今さらながら
気がついてしまったんですね(汗)
多くの会社で社員さんは
「社長(上司)は何をしているのかわからない・・・」
というストレスを抱えています。
社員さんたちは、そういうストレスを抱えながらも、
上司や社長から、
「業務報告は詳細にせよ」
というプレッシャーも受けているのです。
だいたいにして、
いったい何をしているか分からない上の立場の人間から、
「業務報告は詳細にせよ」なんて言われても、
「はぁ~~??」ってなるのが人間です。
そして、
何をしているか分からない、というのは、
「どのように会社の業績に貢献しているのかわからない」
と言い換えることもできます。
ほとんどの会社の、ほとんどの従業員さんたちは、
自社の“お偉いさん”たちが、ぶっちゃけどのように
会社の業績に貢献してくれているのか理解できていません。
場合によっては、
「今はたいした貢献もしていないのに、
過去の実績をタテに偉そうにしていて、
ただ不当に禄を食んでいるだけなのではないか。」
そんな風に思われている場合もあります。
ふぅ~ん、
なんて人ごとのように読んではいけませんよ。
ACTION CREDO No.09
弊社のクレドの裏面に、【ACTION CREDO】として、全部で30項目の、
いわゆる一般の会社で言うところの「行動指針」のようなものが
記されています。
コチラがクレドの表面

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そしてコチラがクレドの裏面

クリックすると画像が大きくなります
※オリジナルは、私(すみかま)か、弊社の従業員さんに会った時にでも
『クレド見せて~』と声かけてくださいませ。
その【ACTION CREDO(アクションクレド)】の“9番”には、
こういう言葉が書かれています。
●(仲間たちのために)安心して仕事ができる環境をつくります。
(クレドについての補足説明)—————————————————————-
弊社ではたらくすべての従業員は、このクレドに沿った行動が求められ、
それができない場合は、国美コマースという組織に所属し続けることは
できません。
弊社でいう“従業員”の定義とは、
経営者、新入社員、など雇用形態に関係なく、弊社組織に所属する
全ての人間さしていますので、「すべての従業員はクレドに沿った行動を
しなければならない」というのは、決してトップダウン命令ではありません。
たとえ経営トップでも、「クレドに沿った行動」ができない、またはするつもり
がないのであれば、すみやかに組織から退場しなければならないのです。
—————————————————————(ここまで)
[ACTION CREDO No.9 for Our Coworkers]
●安心して仕事ができる環境をつくります。
あらためてこの一文について、深く深く考えてみました。
そして、
「現場ではたらく従業員にとって、経営陣が
“どのように会社の業績に貢献しているのかわからない”
というのは大問題なのではないのか?」
ということが頭に浮かんできたのです。
先週から今週にかけて
先週のブログ記事で、「ビジネスパーソン進化論」というお話をしました。
その進化する過程で、
「報告は下から上にするものではない」ということに気がつき、
さらに、
「自らの業務報告ができていない人間は、部下に安心など与えられない。
そういう人間に、部下に報告を求める資格はない。」
という至極当たり前のことに今さらながらたどり着いたのです。
(お恥ずかしい・・・)
【 まずは率先垂範 】
私たちは部下に報告を求める前に、自分が部下に報告するべきなのです。
仕事のできる部下に対しては特に重要です。
仕事のできる人とは、詳細な指示や管理をしなくてもどんどん組織のビジョンや
ミッションに従って行動をしてくれる人です。
そういう人は自分に厳しいだけでなく、経営陣に対しても厳しい視点を持っています。
口には出さなくても必ずこのように思っているはずです。(私の想像ですが・・・)
「経営陣は、その立場と報酬に見合った働きをし、
きちんと会社の業績に貢献しているのだろうか?」と。。。
こういう仕事のできる部下の視点(疑問)に答えるのが、
上司から部下に対しての報告書になるのではないでしょうか。
そして、その報告書は、
「今日はこれをやりました。がんばりました。」
なんていう出来の悪い学生の答案みたいに、
自らの行動のエクスキューズのようなものになってはいけません。
1)その仕事はどのように会社の業績に貢献しているのか。
2)その仕事が完成すると何が起こるのか。
3)短中期的にどのようなヴィジョンをもって仕事をしているのか。
(弊社の場合、長期のヴィジョン・およびベクトルはクレド内で明文化されています)
経営者から全社員に対する報告書の場合、
最低限上記の3項目が分かりやすく書かれていなければなりません。
この3項目の報告により、
経営者は経営者としての責任を全うしているのかが分かります。
そう、
例えばあなたが、平日にゴルフに行っていたとしても、
はたまた長期間会社を離れてハワイに行っていたとしても、
この視点での報告書が全社員に毎日届けられていれば、
現場の従業員さんも安心して目の前の仕事に全力を尽くすことができるのです。
「なるほど~、この●●さんの今回のハワイ出張は、こんな風に
会社の業績に貢献しているんだな。このハワイでの仕事の先には、
俺たちの会社のこんな未来が待っているのか~。
そうか!! 俺たちもうかうかしていられないぞ。
●●さんがハワイで心おきなく仕事に没頭できるように、
俺たちも日本でサポートできること考えなきゃな!! よ~し!!」
となるか、
「ハワイ出張って、ずいぶんと良い御身分だな~。
昨日さんざん “売上が足りないぞ。営業マンはきちんと仕事しているのか!”
って騒ぎ立てておいて、自分はハワイでゴルフだもんなぁ。
こちとらヤル気なくなっちまうよ……。」
となるかは、あなたや私次第なんです。
ちょっと想像してみてください。
あなたの会社の従業員さんたちが、社外の人から
こんな風にインタビューを受けたとします。
「御社の経営陣、もしくはあなたの上司は、毎日どんな仕事をして
どのように会社の業績に貢献しているのか、そして会社の未来と
あなたの未来にどんな好影響をあたえているのか、明確に答えられますか?」
この質問に対して、御社の従業員さんが、
「もちろんです!その理由を具体的に説明しましょう・・・・」
という答えを返せれば、素晴らしいです!
あなたは従業員さんに対し、
『安心して仕事ができる環境をつくることができている』といえます。
逆に、もしこの質問に答えられないとしたら、あなたの従業員さんたちへの
報告は不十分と言わざるを得ません。
弊社内の基準で言うなら、アクションクレドの9番に沿った行動ができていない
と言わざるを得ません。
私(すみかま)も、あらためて振り返ってみて、今まで自身の仕事の報告が
実に不十分だったかということを思い知らされました。
上記の質問に、弊社の従業員さんたちはおそらく明確に答えられないかと
思います(今は・・・)
それは、とりもなおさず私の報告不行き届きが原因です。
まだまだ、始まったばかりの、私(すみかま)から全社員に向けての業務報告書。
現時点ではまだまだ稚拙なものではありますが、この報告書を提出するに
あたっての当面の目標は、弊社の全ての従業員さんが社外の人からの
以下の質問に明確に答えられるようになることです。
「御社の経営陣、もしくはあなたの上司は、毎日どんな仕事をして
どのように会社の業績に貢献しているのか、そして会社の未来と
あなたの未来にどんな好影響をあたえているのか、明確に答えられますか?」
この質問に、メンバー全員が自信もって答えられるようになったとき、
きっとES(従業員満足度)もかなり高い組織になっているのではないかと、
そう思っています。
あなたの今日の活動は、本当に会社の業績に貢献していますか?
あなたの今日のその仕事、従業員さんの未来に好影響を与えていますか?
炭竃拓也 on Twitter
いかんいかん、まだまだ頑張りが足らん。
もっともっと無理せなあかんな・・・
“無理をしなさい”って神様がいうてはる。。。
2009年11月29日 コメント&TB(0)
|カテゴリ: 炭竃拓也の経営論
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